吉野家を食べる・その1「牛丼」
俺の生まれ育った地元にはなかった。
初めて吉野家に行ったのは中学くらいの頃だったと思う。
東京に居る親戚の家に数日間遊びに行った時だった。
我儘を言って連れて行ってもらったのである。
実のところ、牛丼を見るのも初めてだった。
初めて食べる吉野家の味には、心底感動した。
時が経ち、上京して初めてのバイト代が入った時には
吉野家でビールと牛丼特盛を注文したのをよく覚えている。
実は、最近はあまり吉野家に行く事はなかった。
理由は、松屋より高く、味噌汁が別売りなため。
いい歳をして、大変情けない理由だ。
さて、久々に食べる吉野家の牛丼。
う、うめぇ。
まず、シャリが熱い。
玉子を溶いて流し込むと、玉子が固まるほど、熱い。
そして唐辛子。
これは吉野家独特の配合で、柑橘の香りが強め。
紅しょうが。
たっぷり使わせていただきます。
牛丼並・380円。
ありがたき幸せ。