吉野家を食べる・その2「牛鍋丼」
吉野家の牛鍋丼のデビューは2010年9月と、
かなり最近の出来事である。
明治34年の吉野家築地本店でのイメージで作られたCMでは
すき焼きぶっかけのような牛鍋丼を活気がある魚河岸で食べるという
大変美味しそうなCMであった。
なんといっても、280円という価格が魅力に感じた。
値段争いでは松屋のほうが安く、店舗も増えており、
方や牛丼業界No.1のすき家は値下げをせず、
吉野家は「微妙に高い」存在だったように思う。
また、吉野家初の試みである「追っかけ」という
トッピングシステムも魅力の一つ。
牛丼より100円価格が安い分、
「ちょっと贅沢だけどトッピングしようかな」
と、つい思ってしまう。
さて、牛鍋丼は肉が半分、しらたきが半分で豆腐が2個のっている。
肉が少ないのは寂しい気もするが、実際はシャリを肉で食うのではなく、
つゆでシャリを食う感覚だ。
そのつゆが、すこぶるうまい。
「すき焼き残りぶっかけ丼」のようで、
気取らず豪快に食すのが似合う。
まさに男のメシだ。
牛鍋丼並380円、
ありがたき幸せ。