インストールバンドル広告

バイドゥIMEが話題になっていますね。


無断送信ソフト、「入れた覚えない」と職員当惑
http://www.yomiuri.co.jp/net/news0/national/20140113-OYT1T00384.htm

 

ネット上の無料ソフト配布では、最初のダウンロード画面では一つのソフト名しか書かれていないのに、実際には複数のソフトがセットになっていることが多い。このため、「目的とは違うソフトが知らないうちに入ってしまったのでは」と担当者はみる。

 

多くのPCユーザーはソフトウェアのインストールに慣れてないですよね。
インストールはリテラシーのある情シスが担当するのが無難な気もします。


バンドルというのはいたるところに見られます。

例えば、pdfファイルを閲覧するために
Adobe Readerをインストールするとします。

すると、もれなくマカフィーをインストールするように
デフォルトでチェックが入っています。

インストール画面をきちんと確認せずに、「はい、はい」と進めていくと
マカフィーも入ってしまうんですね。

これはオプトアウトが分かりやすいからまだ良い方です。


先日、某社のプリンタードライバをインストールしようとしたところ、
同社のゴミプログラムが山ほどついてきました。
主に自社製品広告スペース確保のためのソフトウェアのようです。


さて、ネット広告メニューの中に
インストールバンドル広告というものが存在します。

媒体となるソフトウェアのインストール時に
広告主のソフトウェアがバンドルされるようにしてくれるものです。

ユーザーの興味関心にマッチしていればかまわないのですが、
「気付かずにインストールしてしまう」ということが多い。
そのため広告メニューとしてはあまり良質でないユーザーが増えやすいです。
その分単価が安かったりしますが。

ネット広告の世界ではあらゆる人達が利益を上げようと
あの手この手を考えてきます。

中には悪質なものもありますが、
これはこれでウォッチするのが楽しいものです。